整備士不足
今は職業の選択肢も沢山あるので、整備士になろ
うとする人も少なくなっているのも分かります。
ドライバー不足とか自分の業界を見渡すと問題だ
らけですが、それぞれの業界において問題はある
ものです。
トラック業界と整備業界は「トラックの保守」と
いう点では密接な関係があります。乱暴な言い方
ですが、昔は整備業界、ディラーに対してトラッ
ク業界は上から目線でトラックを買ってやる、修
理をさせてやる的な雰囲気がありましたが、今は
大逆転でトラックを売ってください、修理をして
下さいとお願いする立場に変わりました。
メーカーは過剰にトラックを生産しない。整備士
がいないから整備も出来ない。このような理由か
ら立場が逆転しました。
すぐに誰が悪いのかと悪者探しをしたがりますが
、私なりに勝手に悪者を作らさせてもらうならば
「国」「役人」ではないでしょうか?
まず、厳格な世界トップクラスの必要のない性能
基準を定め、メーカーにた対して過剰な圧力を掛
けます。ある意味でトップクラスの性能は世界に
も通用する車作りになりますが、作る方は手間と
費用が掛かり、しいてはエンドユーザー負担とな
ります。この手間を惜しむとペナルティーとして
認可取り消し~生産・出荷停止~減収減益~納期
遅れ・利益確保でのユーザー負担の図式ができま
す
整備は労働集約産業ですから手間、時間が掛かり
ます。それに数をこなしてなんぼの世界です。
ドライバーが荷物を数多く運んで収入を得るのと
似ています。そこに残業規制、監査、罰則で徹底
的に整備業界を痛めつけました。
まぁ整備業界もそこらへんを逆手に取ったという
のもありますが、整備料金値上げとセットで残業
しない、休日増やすなどの内部改善を行いユーザ
ーの不便さを増すことになります
ちなみに引越業界もおんなじ図式で行ったので、
今や引っ越し出来ない、価格が異常過ぎるほどの
価格になったわけです。
まだまだ伝えたいことはあるのですが、この辺で
止めて本題です
私ももとは整備士ですから分かるのですが、冒頭
申し上げたように職種の選択が多すぎるんです。
昔みたいにこれで食べていこうとか決めにくいの
です。もともと手先が器用で車、バイクが大好き
だったので「整備士もありかっ」と思って整備士
になりました。当時としては待遇も給料も良かっ
たので辞める必要も無かったのですが、バブルの
時代で、いろんな稼ぎ口があふれて見切りをつけ
ました・・・
整備士もドライバーもそうですけど活気のない業
界には人は集まらないし、ややこしい法律(ルー
ル)、拘束されているような場所には集まらないの
です
今の政治をみていると、何がしたいのか分からな
いし、小手先で修正していくから全体がどんどん
と歪が出ていくんです。もっと現実、現場をみて
根本的な原因を知るのが大切だと思ってます
今更ながらに整備工場の事業を新規でやりたいで
すが、リスクが大きすぎますねぇ
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